2011年9月30日金曜日

ここ20年の20位、EOS

<タルボット、崇高なるエストニアの歴史を蹂躪す>



関係者の話によりますと、タルボットの2010年作アルバム「EOS」が、エストニアの現地新聞において、「過去20年間のエストニアの音楽ランキングで20位」を獲得したそうです。
他にどのような音楽がランクインしたかはまだ聞こえてきませんが、 新聞によるランキングなので、メタル専門誌でランクインするのとは比べ物にならないほど、異様な快挙と思います。

さて、ここでかれらのリリースとキャリアを振り返って見ましょう。
タルボットが本格的に活動を開始したのは2008年ごろ、エストニアの首都タリンにおいてです。
メンバーはドラム/ヴォーカルのヤルモ・ニュートレとベース/エフェクト/ヴォーカルのマグナス・アンドレの二人組みです。
まず最初のリリースは、2008年の自主制作EP「ツンドラ地帯」です。
この頃から東ヨーロッパのアンダーグラウンドシーンではじわじわと名が浸透してゆき、2010年にアルバム「EOS」を発表した事により、「エストニアにタルボットあり」との評判が世界中のドゥーム系フォーラムで活発に議論されるようになりました。
この「EOS」は、初め彼らの自主レーベルからリリースされ、後にスロー・バーン・レコーズから再発・再流通された際に、2010年のエストニア音楽賞ベスト・メタル・アルバム部門にノミネートされました。

今回の日本ツアーではさまざまなバンドと競演しますが、新聞のランキングにまで入り込むキャッチーさと、上記スロー・バーン・レコーズはポスト・メタルのレーベルであるように、モダンな激しさを兼ね備えたタルボットが日本で何を感じるのか楽しみです。

ツアー詳細はこちらのページを御覧ください-> TALBOT(from Estonia) Tour de Ninja 2011

ちなみに、タルボットの音源は無料で聴くことができます。